2026/05/23 18:29
2017年にご購入され、使用されてきたナイスカットGのヒューズ切れ修理のご依頼です。
ヒューズ切れが発生し、交換し動作させてたところ、煙が出たとのこと。分解清掃を行ったものの解決しなかったため当方にご連絡がございました。今回は修理+クリーニングのコースです。

まずヒューズ切れ原因の調査・修理のため、モーター部を開いて状態を確認します。
コイルの接点部分を確認したところ、銅端子部分に強い痛みが見られました。(左写真)症状を察するにかなりの過電流が流れた雰囲気です。またカーボンブラシ上部に欠けた部分がございました。(右写真)煙が出た直後の観察ではないので推測ではありますが、原因は欠けたカーボンブラシ破片がショートになんらか関与したと考えられます。こればかりは想定外のトラブルで避けようがないものです。

通常であればコイルの修理を行いますが、ここまで劣化してしまうと修理が困難なため、他のコイルに交換することとします。(左写真)。また過電流が流れたとのことで、基板への影響も確認しましたが、こちらは問題有りませんでした(右写真)

モーターケース内に、焼けた跡のようなものが見られましたので清掃しました。(左→右)。

端子部分も清掃します。(左→右)。劣化したカーボンブラシは今後のご使用にも不安が残るため、互換品と交換しました。線が太くなっていますが、コイルに干渉しないことは確認済みです(右写真)

以上よりモーターを再度組みなおしたところ、正常に稼働することを確認できました。
豆を挽く前、ギアの部分をみたところグリス切れが確認されましたのでグリスを追加しました。音がマイルドになりました(写真略)。
試運転中です。はじめに少し多めの45gを連続で2回分、元気よく挽ききることができました。挽く動作を何度か行うことで問題ないか確認していきます。

その前に挽く部分をすべて分解し、クリーニングします。茶色いくすみや汚れが綺麗にとれました。

刃を固定するネジが多少痛んで痛んでいたので、新品に交換します。またダイヤル部分のベアリングがかなり動きが渋くなっていたので、同規格品に交換しました(左→右)。

試運転・諸々の動作確認を経て修理完了とさせていただきます(左修理前→右クリーニング後)。
どうぞ、今しばらくお待ちください。

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今回は開けてびっくりな症状でした。
あのような壊れ方は初めてでしたので、大変勉強になりました。
ナイスカットミルは修理し長く使っていくことができる製品ですので、諦めずHEROPEAKにお気軽にご相談ください。
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