2026/04/29 10:20
10年以上ご使用されたナイスカットミルのヒューズ切れ修理のご依頼です。
ヒューズを交換しても切れてしまい、愛着のあるミルを引き続き使いたいとのことで当方にご連絡がございました。
今回は修理+クリーニングのコースですので、全体的にみていきます。

まずヒューズ切れ原因の調査・修理のため、モーター部を開いて状態を確認します。
コイルの細い隙間に汚れが多く蓄積していることや、汚れのかたまりが複数確認されました。またショート箇所をテスターで測定したところ僅かなショートが6カ所に確認されました。これらの気になる部分を修理しては回転チェック、修理しては回転チェックと何度も繰り返すことで元の回転になるまで直すことができました。

コイル表面に汚れがあり、この汚れが今後のトラブルの原因になる可能性があるので除去しました(左→右)。整流子も磨くことで、導通が良くなりました。

端子部分も清掃します。(左→右)。消耗品のカーボンブラシ(中央の黒い四角いもの)の摩耗は少ないためそのままです。

以上よりモーターを再度組みなおしたところ、正常に稼働することを確認できました。
ご依頼の際に「粒度調整ダイヤルに不安がある」とご連絡がありましたので確認したところ、まさかの軸受けベアリングがない。。。このままでは自分を壊しながら動くことになるので、軸受け部分に新品のベアリングを追加します。スムーズに回ることを確認できました。

豆を挽く前、ギアの部分をみたところグリス切れが確認されましたのでグリスを追加しました。音がマイルドになりました(写真略)。
試運転中です。はじめに少し多めの45gを連続で2回分、元気よく挽ききることができました。外装のテープも整えましたのでこれから挽く動作を何度か行い、問題ないか確認していきます。

クリーニングのため、挽く部分をすべて分解し、清掃します。各部品のはめ合い部分に汚れが溜まっており、動きが鈍くなっていたので徹底的に清掃します。

前面のねじ部分に錆が見られましたので、さび落としをします。10年の歴史を感じますね!他各ネジ部分も錆や汚れを落としました。

また豆が落ちてくる部分にも歴代の豆の粉が積み重なっているので除去します。また新鮮な気持ちでコーヒーが挽けると思います!

試運転・諸々の動作確認を経て修理完了とさせていただきます(左修理前→右クリーニング後)。
どうぞ、今しばらくお待ちください。

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愛着のミルを修理できて担当の私も嬉しく思います。
また10年、さらにはそれ以上元気にばりばり動いてくれることを願っています!(もちろんサポートもします!)
ナイスカットミルは修理し長く使っていくことができる製品ですので、諦めずHEROPEAKにお気軽にご相談ください。
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