2026/04/21 20:42

10年以上ご使用されたナイスカットミルのヒューズ切れ修理のご依頼です。
ヒューズを交換しても切れるため分解修理されたものの直らず、とのことで当方にご連絡がございました。
今回は修理のみコースですので、モーター部分を中心にみていきます。

まずヒューズ切れ原因の調査・修理のため、モーター部を開いて状態を確認します。
内部を清掃されたとのことですが、コイル間の抵抗値を確認します。汚れは落ちてほぼ良い状態でしたが、ショート箇所(40Ω)が数カ所確認されました(左写真)。また電気が導通する銅板「整流子」の部分も汚れがあり、電気の流れに多少の怪しさがあり、それら汚れの蓄積が今回の故障原因と考えられます。

コイル全体にも汚れもあり、修理のため汚れを除去しました(左→右)。整流子も磨くことで、導通が良くなり、ショート箇所も正常になるよう修理致しました。

モーターケース内も清掃されておりましたが、念のため汚れを除去しました(左→右)

端子部分に汚れが付着しており、ヒューズ切れの再発原因になるので綺麗にします(左→右)。消耗品のカーボンブラシ(中央の黒い四角いもの)の摩耗は少ないためそのままです。
以上よりモーターを再度組みなおしたところ、正常に稼働することを確認できました。

豆を挽く前、ギアの部分をみたところグリス切れが確認されましたのでグリスを追加しました。音がマイルドになりました(写真略)。

試運転中です。はじめに少し多めの45gを連続で2回分、元気よく挽ききることができました。外装のテープも整えましたのでこれから挽く動作を何度か行い、問題ないか確認していきます。

長期間使用すると刃が抜けにくくなることがあります。原因はコーヒーの粉とグリス等が混ざった黒い汚れがシャフト部分に付着し、圧迫するためです。ここを綺麗にするとススっと抜き差しできるようになります。

試運転・諸々の動作確認を経て修理完了とさせていただきます。
どうぞ、今しばらくお待ちください。

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10年使ったとは思えないほど、軽快に豆が挽けました。
また元気にばりばりコーヒーを挽いていただけると思います!
ナイスカットミルは修理し長く使っていくことができる製品ですので、諦めずHEROPEAKにお気軽にご相談ください。
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