2026/03/13 00:17

ナイスカットミルの修理のご依頼です。
以前に修理のご依頼があったF様より、手元にもう一台修理したいミルがあるためお願いしたいとのことでご連絡がございました。https://heropeak.base.shop/blog/2026/01/22/175514

モーター部を開いて状態を確認します。
まずコイルを見ますと、どうも巻き直された模様です。ただ切れ端が出ていたり、抵抗値にばらつきがありこのままでの使用は難しそうです。また右写真にあるように、銅端子の間を溶けた金属がブリッジしている部分がありました。過電流か何かで銅が一瞬溶けてくっ付いてしまっているようです。今回この部品を修理するには時間を要するため、代替部品で対応します。

手持ちの整備済みのコイルを使用します(左写真の右側のコイル今回の修理はこちらでうまく回るか確認します。

端子台は多少汚れがあったので清掃しました。また基板の取り付け角度にずれがあったので直します。カーボンブラシは十分にあるのでまだまだ現役です。

アース線の首が切れそうでしたので新しい端子に交換します(左→右)。

モーターケースもカーボンの汚れが目立ったので清掃しました。ベアリングも大丈夫そうです。

以上よりモーターを再度組みなおしたところ、正常に稼働することを確認できました。

ギアボックス内を確認すると多少のグリス切れが見えましたので、樹脂を浸食しないグリスを充填しました。落ち着いた音になりました。

試し挽き中です。まず45gを2回連続で挽ききることが確認できました。あとクリーニング後にさらに試し挽きを行い、問題ないか確認していきます。

次にミルの刃などのパーツも分解し、徹底して汚れを除去します。細かな部分に溜まった汚れやくすみが取れました。特にベアリングなどにも劣化はなく再使用できること確認しました。

現状刃が回る動作を確認していますが、もう少し試運転と簡易清掃を経て修理完了とさせていただきます。
どうぞ、今しばらくお待ちください(左修理前、右修理後)。

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今回は珍しいコイルの捲きなおしに挑戦されたミルの修理でした!
また元気にバリバリコーヒーを挽いてくれることを願っています。
ナイスカットミルは修理し長く使っていくことができる製品ですので、諦めずHEROPEAKにお気軽にご相談ください。
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